水町綜助


黒い道路を
雨が流れて
激しい雨が
夜を始めて
光が映って
楕円に歪で


激しい
雨が
降って


鍵盤を

両手で

駄目な

両手で

ちぎれ

飛びそうな風に

みだされた

夏の

木の葉みたいに

叩き

続けた

そんなふうに


色をつれて
雨粒が伝って
喉が
渇いていて
雨は
水だと
唾液を
飲んだ

だれしも

ゆがむ
光が緑がかって
かおをあげると
信号は青










自由詩Copyright 水町綜助 2007-10-27 02:05:45
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