陽はまた昇り繰り返さない
白川水

陽が堕ちる。

また今日という日が喪われていく。

眠りから醒めて、再び眼を開ければまた新しい1日が与えられる。

その時には古びた今日はもう死んでいるだろうか。昨日という過ぎ去りし墓標の深部に埋められて。

今日という日は時間に与えられた一回だけの真実。

同じ今日は2つとして存在しない。わたし(あなた)という人間が2人として存在しないように。


自由詩 陽はまた昇り繰り返さない Copyright 白川水 2007-10-08 18:05:34
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