白の約束
りぃ

白いカーテンだけが意味もなく揺れていた
感情も
体も
もう僕を動かす事は出来ない

胃がグルグル回った
僕はただ洗濯機を想像した

汚れを洗い流している
だけど僕は
汚れを擦り付けているだけだ

いつまでたっても取れない汚れが
思い出となって僕の耳に届く

静かな昼下がり
聞えるはずの無い洗濯機の音だけが
背中から聞えてくる


自由詩 白の約束 Copyright りぃ 2004-06-04 13:57:09
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