嗚呼、勘違い
ライチ

気付いたの

アタシの真ん中に
ぽっかり空いた穴は
アタシの想像以上に大きくて

アタシは無意識に
その穴を埋めるナニカを求めてた

穴を吹き抜ける風が
冷たくて冷たくて
凍えてしまいそうで
寒くて寒くて
不安で寂しい

そしてアタシは勘違い

優しさをくれた人を
好きなんだって思ってた


でも違ったの
それは恋じゃなくて
ただ優しさにすがっただけ

穴を埋めるナニカを間違えただけ
  
だけど本当に好きだったのかもしれない






自由詩 嗚呼、勘違い Copyright ライチ 2007-10-02 10:02:05
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