創書日和「淡」 秋の夕暮れはなぜ物悲しいのだろう
逢坂桜
「淡い思い出になればいい」
いつか、自分で自分に向けた言葉
だけど、どうすればいいのかなんて、わからなかった
遠いのか、近いのか
寄せては返す胸騒ぐ音も、
いつしか、つかみどころなく、
輪郭さえも、曖昧になり、
自分の中に、いまもあるのかさえ、
最早、意識することもなく
これが
「淡い思い出」なのか、と、
一人、秋の夕暮れに思いを馳せた、
あの日
自由詩
創書日和「淡」 秋の夕暮れはなぜ物悲しいのだろう
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逢坂桜
2007-09-30 08:28:21
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