黒牛乳

もはや何にも感じませぬ

他人が何を言つたつて

まるで水を飲んでいるやうです


そのくせ気分は沈んでいて

むつと口を結んだまま

全てを見て見ぬふりばかり



少しばかりの優越感と

溢れんばかりの劣等感と

孤独感

嫉妬

そんな感情ばつかり浮かびます


砂粒のやうな俺は

隙間に入り込み

ひっそりとしていませう



でも待つています

いつまでも待つています

いつかは何か起こるでせう


自由詩 Copyright 黒牛乳 2007-09-27 23:21:53
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