奇跡的な軌跡とぶどうの香り
プル式

僕に言葉は必要か
僕は詩人と言う訳ではないから
必然僕の言葉は他人に向けられたものである
そうは言うものの
もちろん誰ともがな一人語りも
もちろん有るのだが
大体の言葉たちは現在付き合っている
女性
過去に付き合っていた
女性
そう女性に向けられたものが多い
僕は多くを語りすぎたのでは無いだろうか
そうして
誰もいなくなった今
僕には言葉が必要だろうか
それは本当に必要なのだろうか
結論
集約
僕には言葉が必要である
なぜならそれは
僕の輪郭をなぞらえる
数少ない
軌跡だから


自由詩 奇跡的な軌跡とぶどうの香り Copyright プル式 2007-09-24 01:25:21
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