空白
フクロネヅミ
シャツが僕に滲む
けれどどうでもよかった
息継ぎもなく
おでこは
机とずっとキスをしている
僕は其れを見ない
脳に埋め込まれた
小さなモーターだけが
頭の中で回る
震えて
そっと目を動かして
そこからは覚えてないことにする
寂しさが迎えに来ようとしていた
自由詩
空白
Copyright
フクロネヅミ
2007-09-20 15:41:17
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