inside out , the outside world
000

国境を越えた辺りで
煙草に火を点けた
ダーツの矢さえ有れば生きてゆけるから
ガソリンが切れそうなことなんて
然して問題じゃ無い

ブーツが汚れて
真っ直ぐ進んだ先に雨雲が見えたんだ
雷が鳴いている
可愛い声をしていたら
何処の誰かも知らない奴に騙された
カーブは曲がれないし
トランプは苦手

泥水は流れて海までゆけるだろう
此の世界は果て無く続くのかな?

雨に打たれて考えていた
真夜中から降り続いているらしい

街を抜ける道路も何処かへ繋がる
其れも永遠に続くのかな?

煙草に火を点けて
知りたくもないことは忘れちまえ
エンジンを吹かして
水溜まりを撒き散らして
次はあの峠の小さな町までゆこう

あの女の顔なんて疾うの昔に忘れたんだ


自由詩 inside out , the outside world Copyright 000 2007-09-18 03:21:07
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