窓の外は雨
れるむ

時を運ぶ歯車は
錆び付いてしまったのだろうか

未だ此処に癒されぬ傷がある

夜明けを誰よりも待ち望んでいた私は
叫び続ける雷鳴の中に
青白い月をみつけた

気付けばとうに
カップヌードルは伸びきっていた

枯れ果てた涙も
ぐぅとなったお腹も
其処には確かに
過ぎ去った時間があった


自由詩 窓の外は雨 Copyright れるむ 2007-09-11 03:13:39
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