・心配ない・
はち

君は笑って言う。

「お前は俺にべたぼれだから
なんも心配しとらんよ。」

心配してよ。
不安になってよ。
捕まえて、縛って。
どこにも行けなくして。
じゃなきゃ私、

ほら。

私のこの勝手な身体が、
すぐ
君の知らないところへ飛んでゆく。

心配ないなんて
のんきなこと言わないで。


自由詩 ・心配ない・ Copyright はち 2007-09-09 20:14:11
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