・罪悪感・
はち

ごめんなさい。

私ね、先週
他の人の腕に抱かれて
眠ったの。

君が嫌いなわけじゃない。
むしろ大好きで、
愛しくてたまらなくて。

言おうと思った。
謝ろうと思った。

それで
さよならすることになったとしても、
本当のことを言わなければならないんだ。

でも、できなかった。

あの人に抱かれる前よりも、
なんだか君を、

大切に思うよ。

罪悪感が、
君への好きを

加速させていく。



もっと。

もっと君を好きになりたい。
そして、私は

今日も
あの人の腕の中。


自由詩 ・罪悪感・ Copyright はち 2007-09-09 19:57:04
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