58P 「短歌2」より
むさこ


吹雪舞ふ街並暗くなりゆきて
車の尾灯赤く際立つ

遊び居し子等それぞれに呼ばれ去る
昏がるる公園白芙蓉散る

ひそやかに花韮の咲く野辺のみち
春寒の今日三月終わる

寒の水一口飲みて生きている
活力戻る風邪にこもる日

雛祭り過ぎて少し日の長く
なりたる夕べ焼芋屋通る


短歌 58P 「短歌2」より Copyright むさこ 2007-09-06 19:55:22
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