部屋
唐草フウ
電気などつけなくたってじゅうぶん明るかった
雑踏でさえも何かを叫ぶひとが皆無
熱くなるのがきっと恐いから抑制
保冷剤をどこかに忍ばせて
融けてしまったことなど知らずに
こころを切りたくなくて
風がこんなに吹いているのに
エアコンを働かす
汗を汚いと思いこむ
みせてよ
みせて
うずくまってるその瞳孔から
もざいくを取り払いたい
晴れてきた
いつ
いつか
未詩・独白
部屋
Copyright
唐草フウ
2007-09-06 18:12:00