微熱

夢から覚めたとき、またその深みにはまっているみたいな気だるさにやられてしまいそう。

帯びた熱の分だけ泣きましょう。

僕らが世界と戦うとき、もっと激しく抱きしめてほしいとき、

僕らいつも、考えなしに、否応無しに、見つめてる。

何を?と問われて初めて考える。

色を見たい、線が見たい、光が見たい、陰が見たい。

すべてを一度、見てみたい

そして、僕の言葉は世界を救わない。

ほとんど絶望だ。

されど腐臭のする希望。


自由詩 微熱 Copyright  2007-09-06 00:09:17
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