寝台車
AB(なかほど)

ラジオの
途切れ途切れの音が
明日へ、
   明日へ、
とつぶやいている
のに

赤いほっぺたの頃へと
続く夜が
いつまでも車窓を流れてる

さよならと
おやすみと

りんごの落ちてくような
がたん
    ごとん




fromAB


自由詩 寝台車 Copyright AB(なかほど) 2007-09-04 21:35:14
notebook Home 戻る