王妃のめまい
美砂


いくえにも
かさなった
ゆらぎ
輪をかいて
后は
たおれる

フラッシュに焼かれ
切り花が飛び散って
できるなら
このまま
目覚めたくないと
願っても

民が呼ぶ
夢のなかまで
地響きを轟かせて






自由詩 王妃のめまい Copyright 美砂 2007-09-03 23:23:00
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