ベランダ
三条



すぐにでも
手を離せるのにベランダの
手摺に祈るは
「わたしに意味を」


空を見て
目を閉じたあと見えたのは
月明りに透けた血潮




短歌 ベランダ Copyright 三条 2007-09-01 21:51:40
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