「 瞼の向こうはいつも雨。 」
PULL.







瞼の向こうはいつも雨…だから「ひとみ」のナミダ誰にも見えない。



別れ際に用意したナミダは嘘っぽくならなくて少しホンキ。




磨りガラスにナミダを付けてあなたの明日覗いてみたのなんてね。





睫毛の下で雨宿りあなたやり過ごすどうせもうずぶ濡れなのに。





雨の向こうの瞼こじ開けてもっとマゾっぽく現実を見たの。




晴れた空は底まで蒼くてなんだかとってもみんな馬鹿みたい。






空を閉じて雨の向こう月がナミダに溺れてるイイキミダヨ。












           了。



短歌 「 瞼の向こうはいつも雨。 」 Copyright PULL. 2007-08-29 18:34:47
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