5歳3ヶ月
衿野果歩


穴を掘り続けたのは
きっと寂しかったから

ひとりぼっちの夕方を
埋めてしまいたかったから

今はわかってる
あの頃も 今も

円形の砂場から
立ち上がれないの


自由詩 5歳3ヶ月 Copyright 衿野果歩 2007-08-26 21:01:14
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