まどろみ
葉流音

 
するする
溶け出すように
きっといま
ぼくは
終わろうとしている
 
夜と朝の
この狭間で
ぼくは
ほどけて
 
明日はまた
違う僕が
笑って
きらきらを
なでてるのかな
 
意識が
視界が
滲んで
 
さよならを
歌ったら
月も
隠れてしまった
 
 
 


自由詩 まどろみ Copyright 葉流音 2007-08-23 00:38:47
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