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佐々宝砂

「ent@6et:wh.k9qr:w」とキミは言った。
ローマ字入力じゃなくてカナ入力なんだねキミは、
ボクはキミのそんなヘンにマイナーところがスキだ。
ボクは笑って「にもにみちみのちみちきいとなかいすら」と答えた。

岩波文庫のページをむしりとってキミはドレスをつくった、
キミの携帯電話は七五調のでたらめをうたった、
キミは夏の夕立に求愛する、
ボクでなくて。

くらばあと、くわあとる、くららあがあ、
ボクの言葉で、キミへの愛を。
くらくらとくるめくくりすたる、
くらやみにくらかけるくろうりい、
くりりのくりとりあをくられろれ。

気をつけろ! 雷が落ちてくる、
意味という名の絶対神に後ろ見されて。


自由詩 ent@6et:wh.k9qr:w Copyright 佐々宝砂 2003-08-26 05:26:43
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