埋葬について
ケンディ

私の遺体は焼かないこと
埋葬の道中には子どもを3人付き添わせること

子らのつやつやした黒髪は、
青々した緑葉を飾ること
そして彼らの透き通る白い肌は、
漆黒の羽織で覆うこと
死の色の中で命が明滅するように
見えるから

子どもたちは埋葬場までの途上、
沈黙を保つこと
死の静寂を、お願いだから、
くすぐりあったり
くすくす笑ったりせず、
象徴していてくれないだろうか
そうでないと私まで笑いだして
しまうだろうから


自由詩 埋葬について Copyright ケンディ 2007-08-17 22:41:43
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