ノート(花)
木立 悟




雨と晴れをくりかえし
建物はまた高くなる
いつのまにか空は細く
うたは縦に縦に流れ
震えと響きははざまを覆い
異なる風の種が降る
いつか道の涙から
小さくひらくかたちが現われ
土に光をつぶやいたあと
そっと空の背中を呼ぶ









自由詩 ノート(花) Copyright 木立 悟 2007-08-04 20:29:18
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