子供

鳥籠の空洞
闇雲に掴む
扉の把手
開け放つ
昨日の私
不調和の貴方

贄として
供物として
間引きを隠し
明日も知らされず
泣く意味も語られず

盈月を括りて
捧げるのは

半身
分身
己自身


自由詩 子供 Copyright  2007-07-28 16:36:16
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