夜。君の星。
愛心

涙ため
こらえるために 
夜空見る
滲んで見えた
君のいる星

ふと呼ばれ
涙ぬぐって
後ろ向く
浴衣姿の
君がいた

花火出し
そっと火をつけ
笑いあう
煙の向こうで
声がした

「ありがとう」
震える声が
聞こえたよ
「大好きだったよ」
僕の告白

気付いたら
花火燃え尽き
君も消え
瞼の裏で
君が笑った


短歌 夜。君の星。 Copyright 愛心 2007-07-26 20:49:36
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