命がけ料理店
ひげ爺@雲夢任


ピカが落ちた場所はここより左
そんな道案内も聞こえないほど
おなかが空いたのでレストランを探したら
少し遠くの板門店を勧められた

板門店で食べるチャーハンは300円で手榴弾と停戦解除つき
安全ピンはついてない別売り価格で経済的支援だから
チェルノブイリで大きく育ったタラバガニより高くつく
北方領土の温泉宿泊券をつけてもまだ高い

少し歩けば青森 
手塩にかけた六ヶ所村特大りんごが食べられる
ちなみにここは板門店 
原子力バーナーでチャーハンはこんがりふりきる数値

キノコが健康にいいというので 
注文しようと左下へ指を動かすと
とっても美味しそうに焼かれて特大なキノコが紅いに染まった しかも2つ
血塗られたスープを添えてくれた ピカという料理だった

ちなみにここは板門店
どちらか選べるメニューは吟味した方がいいらしい
嘘つき蟲とキスをした人が 自分の名前を何度も呼ぶので
たぶんバッジが欲しいのだろうと 握手をしてあげたら

そのままで野球選手になれるほどの左手になった
バッジメーカーはスリーマイル島だった
その左手が大きな人に誰かが言った
「この島から竹を持ってくるように 但し 島から竹を取ることは許さない」

竹で焼き鳥を作るつもりらしい B29とはそれほどの美味
ちなみにここは板門店 いろんな料理がそろっているとか
そして さらに歩けば沖縄
ハブがかみついているのは教科書検定という健康食品だ

そのままでは食べられない食品から 毒見して毒を抜いてくれるのだ
ハブはそれが気に入らない 
「集団自決は軍の命令だった」という毒は 食べても死ぬ心配がないので 
毒抜きする必要がないと言いたいらしい

ピカを2つ作ってくれたシェフはアメリカ
6月に講和という調味料を振りかけようとしていたときには
ピカは調理されていなかった 
ちなみにここは板門店 白米と梅干という弁当はあまり好きではないらしい

一番得意な料理の外国人蒸発は 材料費は安いが値段は高めである
そんな外国人がキライな食べ物は東海村特選納豆です
今食べたいのはトロとくじらです
もちろんグリーンピース抜きでお願いします。



自由詩 命がけ料理店 Copyright ひげ爺@雲夢任 2007-07-23 11:30:49
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