こいのふみ
アマル・シャタカ

責め口調なお前がな
じつはちょっと怖いねん
いやあ、俺はマゾとかちゃうで
俺もな、お前が好きやから
意に沿うようにと思うけど
そうやないねんな
お前がそうして欲しいんやって
あの日、気ぃついてからは

すぐにな、一人になろうとしたがるねん
もう嫌いとかいいながら
電話かけたら出てくれるやろ
なんやねんそれ思いながら
そんなとこが可愛いわ
自分でわかってるくせに
恥ずかしいからすねてみせるとこなんかも

なんか、よく二人で揉める
たぶん、俺の中では過去最多
世界の終わりがきそうな勢いで
よう喧嘩になるんやけど
なんか、よく二人で治まる
俺らはたぶんアホなんやろ

お前は、胸がないから言うけど
確かに俺はおっぱい星人かもしれんけど、大丈夫
感度やからな
そんなん言うて、男やったら洒落にはならんが
それやったら、ある意味スタンダールを超えるんやろか?
越えとうないなあ
やっぱり女のほうがええ
感度や何よりも、女であるお前がええ

なんか、もの凄い闇抱えてて
暴いたら怒るくせに、暴いて欲しかったり
ものすごくヤラシイのに
そうじゃないように振舞ったり
そんなとこは、手間はかかるが好きなとこや
きっと俺しか知らんとこやろ
たぶん俺しか知らんとこやろ
ま、ちょっと覚悟はしておくか
あ、これは、さだまさし

抱きしめられたら固まるねん言うお前を
ゼラチンのかわりに使えんやろか考える俺
照れて沈没する言うお前を
トレジャーハンティングに使用して
海に眠るお宝を見つけられへんか悩む俺
どうでもええけど、そんなこと言われ慣れてへん俺が
なんか一番痛い子や


自由詩 こいのふみ Copyright アマル・シャタカ 2007-07-20 16:22:03
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