天の川
ロカニクス

声は枯れ
いつだって月日は流れ

最大の星最小の闇
横顔はプラズマへと昇華し

いつまで石でいようか
いつまで渡りきったつもり

跡形もなくまるく研磨された石
するする滑って

目を凝らせば好きな色
手足は深く冷たく底へ

光が糸になって
代わりの人形を編み出す

それをほどくたび
底の無い底へ来てしまったと思う




自由詩 天の川 Copyright ロカニクス 2007-07-07 08:56:16
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