欠落のリフラン
信天翁

    梅雨が一服してくれた朝
  南風と陽光に履き清められた
       小庭に立ちながら
   なぜか むなもとで痞える
   気・血・水のアンバランス
            そして
   のどもとで堰きとめられる
      アムールとタナトス
           そのうえ
       四肢の指先までも
感覚が麻痺してしまっているとは
     なんということだろう




自由詩 欠落のリフラン Copyright 信天翁 2007-07-05 10:15:52
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