28P 「短歌2」より
むさこ



無花果が口あけ雨を受く姿勢
姑独り居の狭庭の隅に

家の建つ工事現場の土もらい
それぞれの鉢に土満たしてゆく

人よりもおくれて登る鞍馬寺
熊に注意と立札のあり

足弱き友に合わせて登るとき
石段掃ける人が声かく


短歌 28P 「短歌2」より Copyright むさこ 2007-07-02 21:50:23
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