君ありて幸せ
あずみの

愛し君の面影は
絶えず目蓋の裏に
笑顔のままに時をとめ

溢るる想い出は
柔らかき棘と
甘き疼きを伴って

遠く滲む記憶の端より
はらはらと溶けて
やがて淡く淡く

悲しみも苦しみも
君の優しさに包まれて
今では春の幸せのごとく



自由詩 君ありて幸せ Copyright あずみの 2007-07-01 20:54:05
notebook Home 戻る