雨をつなぐ
さくらほ

雨をつなぐ
今日の空と明日の地を結ぶ
季節が駆け足で巡ろうとしているから
雨をつないで季節をとどめる
一粒一粒

雨をつなぐ
想いとは裏腹に
光の粒を散りばめた朝が訪れ
梅雨は明ける
夏がもうそこまで来ている

雨ひとしずく
眩しさにポツリ
あふれてこぼれて

また一つ君との季節が消えた


自由詩 雨をつなぐ Copyright さくらほ 2007-06-30 22:30:22
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君の歌