くちゃくちゃ
愛心

やばくなったとき

窓を割る。

きらきらの破片になった、窓ガラスを拾って、夜空に向かって投げる。



泣かへん



窓がないから
すぐ、星になれる。



そこまで呟いといて、ぼろぼろ、泣く。



あかん。

うちは生きなあかんねん。



私は袖で涙をぬぐうと、母の枕元に、ガラス代の一万円札を置く。




未詩・独白 くちゃくちゃ Copyright 愛心 2007-06-20 13:09:57
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