雨音
山崎 風雅


 雨音に目を覚まし 
 あまり親切ではない時計に目をやる
 猫があくびしこっちを振り向いた


 あぁ
 無力の僕にも今日は訪れてくれた
 
 あぁ 
 嘆くのは自由だよね

 雨音は激しさを増し
 けだるく時は過ぎていくけれど
 僕にはあまり関係ない

 この心のキャンバスに今日は何色の夢を描こうか?
 街の中では心もアスファルトに反射して
 ただ雨音だけが心に響く

 心に響く



自由詩 雨音 Copyright 山崎 風雅 2007-06-14 08:15:36
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