9P 「短歌2」より
むさこ
ほこりせしゴムの鉢をば雨に打たせ
ついでに心もなどと思えり
梅雨明けの豊かになりし賀茂川の
水しわに照る夏陽が眩し
云ひわけの言葉聞くとき掌に
猫のまばたく感触も知る
忘れたき事多かりし日も暮れて
肌に掛けたる布団しめらふ
短歌
9P 「短歌2」より
Copyright
むさこ
2007-06-06 19:39:05
縦