夏歩き
ぽえむ君

ぎらぎらとした太陽の光を
何も遮るものもなく
そのまま受けながら
アスファルトの道を
ひたすらと歩き続ける
たらたらと頭から汗が落ち
体がべとべとする
道からはむらむらとした熱が
浮き上がっている
まっすぐな道のはずなのに
くだくだと曲がっている

さらさらとした川の水を
何の抵抗もなく
素足になりながら
砂や泥の川の中の道を
そろそろと歩いてみる
きらきらと足元から光り
体がすうすうする
道からはばしゃばしゃとした音が
跳ね上がってくる
まっすぐな道のはずなのに
よたよたと曲がっている


自由詩 夏歩き Copyright ぽえむ君 2007-06-04 13:21:22
notebook Home