寂しがり屋
あひる
寂しがり屋の子犬を
“さよなら”と言って突き放す。
何故そんな事をしたのか
自分でも分からない。
ただ 戻ってくる気がしたの
ただ 自分が信じてただけ
なのに寂しがり屋の子犬は
尻尾を振って
あたしの前から消えていった。
追いかけても
追いかけても
もう子犬はいない
後から後悔。ただ後悔。
自由詩
寂しがり屋
Copyright
あひる
2007-06-03 06:10:08