An almond
ICE

智慧乃実の凹凸は
円い孔に嵌ると
憧憬の内に何百倍と膨らみ
何時か原型さえ支配するかと思われる


熟れたアーモンドは皆
障害無く通過する為の
放射線を刻み潤滑油を纏いて
孔を墜ちて往く


統治は難なく充たされるであろう
頭上を視れば
如何して横たわり留まるならと
願わずにいられない



自由詩 An almond Copyright ICE 2007-05-29 20:32:44
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