・夢幻・
はち

あぁしたい
こおしたい

ダダをこねる僕を

下から僕は見つめていた


手を伸ばすと
冷たい

土の匂いがした


全てがもどかしくて
そう

もがけばもがくほど
崩れ行く土のように

全部消えていくんだ


手を伸ばすと

気づくんだ


気づきたくなんてないのに
目の前にあると信じていたかったのに

手を伸ばして
知ってしまった


夢幻の現実


自由詩 ・夢幻・ Copyright はち 2007-05-20 13:35:15
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