パーフェクトブルー
衿野果歩


向かい風の浮力

あたしの長い髪が揺れて
光がこぼれた瞬間


空はパーフェクトなブルー
世界がいいものに思えたんだ



こんな日なら
優しくなれそうな気がして
もう隣りにはいない貴方の
しあわせを願ったりする



向かい風の微熱

空がパーフェクトなブルーだから
少しだけ悲しかった


自由詩 パーフェクトブルー Copyright 衿野果歩 2007-05-18 00:13:10
notebook Home
この文書は以下の文書グループに登録されています。
創書日和、過去。