98、無駄な夢 【むだなゆめ】
雨宮 之人

語り続けよう
夜はまた明けるのだから
それでも終わらない、夢は
目を閉じるな、見えているはずだろう?

夜明け、空へ
陽は、投げられて
繰り返されて、ずっと
みんな、朝を待って

夢を、見て
終わらない、夢を、忘れないでと
あなたたちと同じ空を見上げて、僕は

思う、それでもすれ違う
あなたたちを、思う
泣きたくなる、世界は、忘れる


自由詩 98、無駄な夢 【むだなゆめ】 Copyright 雨宮 之人 2007-05-14 00:18:07
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