春の消閑
塔野夏子





胸の中の灰色の重たるい空に
気怠く浮かぶとりどりの飴玉のような
飛行船の数を数える
数えたそばから何度でも忘れるために








自由詩 春の消閑 Copyright 塔野夏子 2007-05-13 13:05:18
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