それは、もう
蔦谷たつや

汗ばんだ、女の子に魅力を感じます。
僕は、決して、自然が好きではないけれども、
わきを開けて、スプレーを吹きかける女の子は、
好きではありません。

そのわきに、剃りのこった、毛があれば、

それは、もう―

あまり笑わない女の子に魅力を感じます。
僕は、決して、無口な人が好きだというわけではないけども、
口を大きく開けて、ゲラゲラ、ヘラヘラしている女の子は、好きではありません。

その人が、不男の僕を、にらんでもいるなら、

それは、もう―

せいそな女の子に魅力を感じます。
僕は決して、化粧がだめだとか、なんて思わないけども、
股を開けて、香水をプンプンの女の子は好きではありません。

その人が、エルメスのバッグに、ルイヴィトンの財布でも持って・・・

それは、もう―


それは、もう。



自由詩 それは、もう Copyright 蔦谷たつや 2007-05-10 21:59:47
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