ホラ 聴こえているかい 見えるかい
板谷みきょう

※〜たんぽぽの 絮首振って 風選ぶ〜

何をかやるやら人任せ 煩わしさの邪魔臭さ
落ち着く先のない旅を 探した求めが駆り立てた
何しても悪しかりし身が 何してもよき身となりて
極楽トンボが地獄めぐり

※〜散りぎわは 雨にまかせて 牡丹散る〜

どこか遠くを漂泊う糸を もつれた足に絡ませながら
こんがらがって引き千切れ くたびれ果てて消えて逝く
何しても悪しかりし身が 何してもよき身となりて
極楽トンボが地獄めぐり

おじじが おじじが死んだよ
それでだからだけどなんだと 弾けて割れるもろさから
おじじが おじじが死んだよ
よどまぬ声がつらつらと 電話の向こうでこだまする

※1何しても悪しかりし身が 何してもよき身となりて 念仏するかも

【注】

作:林暁燈氏
※1
作:暁烏敏氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9A%81%E7%83%8F%E6%95%8F


自由詩 ホラ 聴こえているかい 見えるかい Copyright 板谷みきょう 2007-05-08 23:03:19
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