ずぶ濡れラブソング
蛇苺


涙はきっと
優しさの後に流れるから
それはきっと
君が優しい証さ


今日も日が落ちる
水溜まりは雨粒に跳ね
差した傘さえ無駄なくらい
履き古したジーンズは
太股までびしょ濡れさ

曇り空は今日も重く
小さな靴で駆け回る
あの子は今日はお家でお留守番?

君に逢いたくて
僕は水溜まりの上を飛ぶ
擦り切れたスニーカーで
君を慰めにいくよ

ほら、ねぇ
からすがなくからかえろうよ。



雨は神様の涙って
教えてくれたのは君だった?
お日様は貴方の笑顔って
微笑んでくれたのは君だった。

ほら今日は雨。
きっと女神さんが泣いてるから
傘さえ突き抜けるような
涙を君が流してるから

小さなお部屋でお日様を待ってて

微笑みにいくよ、いますぐに


ほら、今日が晴れるように。


自由詩 ずぶ濡れラブソング Copyright 蛇苺 2007-05-03 22:18:39
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