星空涙#
蛇苺


帽子の鍔で
隠した僕の
瞳を君は
見て笑った


指先の繊細さとか
髪の毛の柔らかさとか
感じられる距離に
笑う君が居る

濡れた睫毛とか
唇の濡れた感触とか
感じられる距離に
泣く君が居る

まるでドラマみたい
コロコロカワル君の笑顔に
魅了されてく僕。
ねぇお願いだ
君のその涙
少しだけ夜空に投げてみないかい?


ちりばめられて
指先触れて
絡めた掌
涙に濡れる

夜空に光る
星達よりも
君の涙は

いちばんきれい。


もう少しもう少し
あと少しあと少し

走る僕を見て
また笑ってくれないかな?


自由詩 星空涙# Copyright 蛇苺 2007-05-03 21:23:59
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