太陽を捜し求めて
アハウ

深みの 夜がふけてゆく
人々の気配が静まる 時

ベランダから闇を撃つ

視線は この地球を光速で 巡るよ
遠い彼方に
視線で 呼びかける 彼方 彼方と

蛍光灯が照らす 小さな部屋

心地よいニューエイジ系のB・G・Mに
香など 焚き染め

夜を照らす 透明な蛍光灯に
心を暖める 良書を手にする

太陽を捜し求めて
この真夜中に太陽を見るとは
この闇の夜に太陽を見る

心に煌々とした 光をみる

いま私に 心のしみ こだわりは無い

こんな 静かな夜に 
魂は憧れ 狂おしく 飛翔する
予感とともに

できる!できるのだ!

母子の涙の無い世界
悲惨の無い世界

赤々と燃える太陽が
この真夜中に
私の心に 昇る


自由詩 太陽を捜し求めて Copyright アハウ 2007-05-02 21:33:59
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