そんでもってTeacher
板谷みきょう

生甲斐の 履き違えで

アベック通りの通学路 
自転車飛ばして
ダチとつるんで
遅刻しそうで
ポケットの中でブンタ
Dans 踊ってる
指導部の先公に
眼を付けられながら
シカトかまして
サボリに決め込む

そんでもってTeacher
うるせんだよ
アンタの
偽善者面した説教話は
そんでもってTeacher
うんざりだよ
アンタの
その馴れ馴れしい冗談話が
アンタの
時代遅れの黒ぶち眼鏡の腐った瞳に
俺達がどう写ってるのさ

生き違いに為し 気違いに成し

誰も居ない放課後に
机に座って
あの娘を待った
やっとの事で
手に入れた
ロックショーの
チケット片手に
部活終え着替え済ませた
あの娘と二人教室に
居たらたちまち
職員室へ呼び出しさ

そんでもってTeacher
止めてくれよ
アンタの
恩着せがましい勘ぐりは
そんでもってTeacher
ふざけんなよ
アンタの
猫撫で声の解ったそぶりは
アンタの
油だらけのパーマっ気のない七・三頭で
俺達をどう考えてるのさ

いきがいのはきちがいでいきちがいになしきちがいになりし

まんだらなつき


自由詩 そんでもってTeacher Copyright 板谷みきょう 2007-05-01 21:52:58
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