ミラージュ
信天翁

一夜の緞帳が巻き上げられ
みどりのひかりが一日の開幕を告げる
しののめ
旧知のひとや今は亡き血族が
透明な蜃気楼とオーバーラップされて
一斉に罵倒し恫喝してきた
アウトローの一味のように
黴臭い脳みその回廊でのさばりながら
あゝ 半生のregretに
泥まみれとなってしまった
ゆめまくらのトルソーょ
ねこぜとなったのはなぜ


自由詩 ミラージュ Copyright 信天翁 2007-04-28 20:53:36
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